ハグしようと手を広げている睡眠障害者

ハグしようと手を広げている睡眠障害者

逆張りオタクの戯れ言帳

2018夏 北海道・東日本遠征 6日目

9/2(SUN)(6日目) 釧路→摩周湖→網走→遠軽旭川

ぉ…

さてこの日は前日(というか日付変わってたけど)睡眠時間を削ってアナィメを見たりしていたわけですが、なんとか退店予定時間の10分前に起床。ささっと支度して店を出ました。この日の釧路の最低気温は13℃だったらしく、外に出ると予想以上の寒さに震えました。30分ほど歩いて東釧路駅に到着。前日は釧路駅から歩いたわけですが、こちらの方がネカフェに近く、この先進む方向的にも都合がよかったのでこの日はこの東釧路駅からスタートすることにしました。

f:id:xyan_skrn:20181005183151j:plain

しばらく待っていると列車が到着。まずはこの列車に乗って、釧網本線を北上します。

◆ 06:09 東釧路

  ↓ JR釧網本線 網走行

  07:27 摩周

釧網本線東釧路駅を出ると根室本線と分岐し、釧路湿原の方へ向かいます。遠矢駅をすぎたあたりから釧路湿原のすぐ脇を走るようになり、雄大な景色を見ることができます。

f:id:xyan_skrn:20181005183621j:plain

f:id:xyan_skrn:20181005183637j:plain

釧路湿原、エモの塊。

沼地・平原・山そして青空が車窓1枚に収まっている景色がなんともいえなかったですね。途中森の中に入ったり、大きな川の横を通ったりといろいろな表情を見せてくれたので全然飽きなかったです。いやあ釧路にとどまっておいてよかった。今回は列車の中からしか見られなかったのでまた改めて来たいなあと思います。

 

釧路湿原を抜けて40分ほどで摩周駅に到着、ここで途中下車します。

f:id:xyan_skrn:20181005184444j:plain

f:id:xyan_skrn:20181005184529j:plain

ここ摩周駅は弟子屈町の中心駅かつ釧網本線の中でも主要駅で、名前の通り摩周湖への玄関口にもなっています。ここで降りたのはその摩周湖へ向かうためなのですが、バスの出発時間まで1時間以上あったので近くの温泉へ行ってみることにしました。

f:id:xyan_skrn:20181005185208j:plain

ここは朝からでも日帰り入浴ができるらしく、ひとっ風呂浴びさせてもらいました。

 

風呂から上がり、再び駅へ。駅前でしばらく待っていると、観光バスのようなバスが到着。よく見てみると、乗る予定だった摩周湖行きのバスでした。普通に路線バスっぽいバスが来るのかと思っていたので少しビビりながら乗車。車内で待っていると、運転手さんから、「これ乗るならフリーパス(夏季限定の観光用フリーパス・2日間有効で1500円)買ってきて」と言われました。どうやら普通の路線バスではない夏場だけの観光用バスらしく、マジかあと思いつつ駅の中の販売所で1500円支払いフリーパスを購入。摩周湖への往復以外このあたりでバスを使う予定がなかったため、かなりもったいない感じですが…しかたない。

f:id:xyan_skrn:20181005200510j:plain

◆ 08:50 摩周駅

  ↓ 摩周湖バス

  09:15 摩周湖第1展望台

 

f:id:xyan_skrn:20181005193339j:plain

見事なまでの一本道。ザ・北海道という感じでこの時点で既にアドでした。摩周駅から20分ちょっとで摩周湖第1展望台に到着。

f:id:xyan_skrn:20181005194233j:plain

摩周湖カルデラ湖で、周囲が高くなっているため湖じゃない方も絶景でした。

そして肝心の湖側は…

f:id:xyan_skrn:20181005195509j:plain

f:id:xyan_skrn:20181005195627j:plain

f:id:xyan_skrn:20181005195713j:plain

この絶景よ。

摩周湖流入・流出する河川がなく、最近までは世界一透明度の高い湖でした。この日はめちゃくちゃ天気がよく、湖面も綺麗な青色を見せてくれたので本当によかったです。1500円とかもうどうでもいい。

 30分弱ほど滞在し、エモとアドを十分吸いこんで帰りのバスに乗車。摩周駅へ戻ります。

◆ 09:40 摩周湖第1展望台

  ↓ 摩周湖バス

  10:05 摩周駅

f:id:xyan_skrn:20181005191337j:plain

摩周駅からはすぐの連絡で網走行きの列車に乗れるようになっていました。

◆ 10:11 摩周

   ↓ JR快速しれとこ摩周号 網走行

  11:53 網走

列車に乗り北上を再開。川湯温泉駅を過ぎると峠越えが始まり、釧路管内からオホーツク管内へ入ります。釧路管内では利用客のほとんどが観光客で、いかにも観光路線といった感じでしたが、オホーツク管内に入ると、地元の人らしき人も多く乗ってきて、生活路線といった感じも出てきました。

知床方面への玄関口である知床斜里を過ぎると列車はオホーツク海沿いを進みます。海側でない方に座ってしまったのと車内が割と混雑していたのもあって、写真を撮るのは断念。途中の北浜駅ではなんかのロケをやっていたらしくあの有名人の姿を目にすることに。

 

そんな表情豊かな釧網本線の旅を楽しみ、列車は網走に到着しました。

f:id:xyan_skrn:20181005202151j:plain

網走からは数分の乗り換えで石北本線の列車へ。外に出る時間がなかったので見て回れなかったのが残念でした😞

f:id:xyan_skrn:20181005202317j:plain

◆ 11:58 網走

  ↓ JR石北本線 遠軽

  15:05 遠軽

先ほどまでとは打って変わって、車内はガラガラでした。

発車後しばらくすると、車窓右手側に網走湖が見えてきました。列車はしばらくこの網走湖の湖畔を進みます。

f:id:xyan_skrn:20181005214138j:plain

1時間ほどで、オホーツク管内最大の都市・北見に到着。北見では30分ほどの停車時間があったので、なにか空腹を満たせるものでも買いに一旦外に出ようと考えていたのですが、北見駅が列車別改札らしく、自由なタイミングで改札を出入りできない感じだったのでやめました。

北見駅では旭川行きの特急大雪が先発するようで、しばらく待っていると入線してきました。

f:id:xyan_skrn:20181005222207j:plain

↑ 前から2両目がハイデッカーになっているのがよくわかりますね。

大雪を見送り、しばらくするとこちらも北見駅を発車。相変わらず車内はガラガラで、4人用のボックスシート1区画を占領できました。

西留辺蘂駅(読めない)を過ぎると、列車は山越え区間に入ります。ゆるやかな勾配でどんどん山奥へ進んでいき、旧常紋信号場のスノーシェルターを過ぎると、常紋トンネルに入ります。常紋トンネルは大正初期に掘られたトンネルで、その工事ではタコ部屋労働が行われ、劣悪な労働環境で多数の死者が出たそうです。またトンネルの壁から人骨が出てきたりもしたそうで、ある種心霊スポットにもなっているみたいです。

そんな少し恐ろしい常紋トンネルを抜け、40分ほどで列車は終点の遠軽駅に到着しました。

f:id:xyan_skrn:20181005225612j:plain

f:id:xyan_skrn:20181006020016j:plain

f:id:xyan_skrn:20181005230109p:plain

ここ遠軽駅はこのようなスイッチバック構造になっています。これはかつてここから名寄本線が分岐していたためで、名寄本線が廃止されたために現在ではこんな形になっているわけです。

 

さてそんな遠軽ではなんと1時間以上も乗り換え待ち時間があります。とりあえず飢餓になっていたので駅に併結されている有名な立ち食いそば屋にいってみたのですが、店員が見当たらなかったので諦め、代わりに駅前にあったそば屋へ突撃。

f:id:xyan_skrn:20181005230532j:plain

意外とボリュームがあってアドでした。

さていい感じにお腹をみたしたわけですが、まだまだ列車の発車までは時間があったので適当に名所的なものを調べてみると、瞰望岩という町を見下ろす岩があるらしいので行ってみることにしました。

駅から5分ほど歩き、岩の麓にある神社に到着。この神社の裏手にある登山道から、瞰望岩へ上ることができます。旅の疲れがうまくとれていない状態で急な坂を上らされたので結構キツかったですが、10分ほどで頂上に着きました。

ここ瞰望岩はアイヌ語でインカルシというらしく、遠軽という地名の由来にもなっているそうです。その名の通りものすごくいい眺めですが、柵も何もないのでめちゃくちゃ怖かったです。

f:id:xyan_skrn:20181006002040j:plain

f:id:xyan_skrn:20181006002127j:plain

ちなみにこの記事を書いてるときに知ったんですが、ここはどうやら自殺の名所にもなっているらしく、心霊スポットとして知られているらしいです…

 

まあ特に何事もなく無事に下山し、駅へ。しばらくして改札が始まったので、北東パスを見せて列車に乗り込みました。

◆ 16:35 遠軽

   ↓ JR石北本線 旭川

  19:50 旭川

遠軽から旭川方面へ抜ける普通列車は1日2本しかないのですが、車内は先ほど乗ってきた列車よりもさらにガラガラでした。

1時間ほど走り、列車は途中の白滝駅に到着。ここからはまた山越えになります。今度の山越えは、石北本線の名前のもとになった「石狩国」と「北見国」を跨ぐもので、常紋越えよりさらに大規模なものになります。

このように次の駅(石狩国側の上川駅)までなんと1時間もかかります。以前はこの間の区間にも駅があったのですが、人の住んでいないような秘境of秘境にあるため廃駅となり、結果40km近い長大な駅間距離となってしまったのです。

f:id:xyan_skrn:20181006010243j:plain

↑ 石北国境となる石北トンネルの石狩国側坑口すぐのところにある上越信号場。ここもかつては駅だった。

 

電波の入りも微妙で結構虚無な1時間でしたが(まあ鈍行旅なんていつも虚無ですが)、なんとか山越えして石狩国上川管内の上川駅に到着しました。

これにて道東にある鉄道路線は全部乗り潰したことになります。

 

列車は引き続き西へと走り続け、ようやく終点の旭川に到着。

f:id:xyan_skrn:20181006012008j:plain

f:id:xyan_skrn:20181006012155j:plain

旭川駅は最近建て替えられた立派な高架駅舎で、道内第二位の都市の威厳を見せつけられました。

前日釧路でジンギスカンを食べ損ねたときから「明日はジンギスカンを食おう」と決めていたので、駅近くにあるジンギスカンの店へ。

f:id:xyan_skrn:20181006012951j:plain

f:id:xyan_skrn:20181006013002j:plain

優勝させていただいた和洋(^。^)

量がすこし物足りなかったのが残念でした。

 

さてこの日の宿は例に漏れずネカフェなわけですが、これまた例に漏れず駅から離れた場所に。事前にGoogleマップを見たところ、宗谷本線と石北本線が分岐する新旭川駅が最寄りっぽい感じだったので、急いで旭川駅に戻り、名寄行きの普通列車に飛び乗ってさっき来た方向に戻りました。

◆ 21:16 旭川

  ↓ JR宗谷本線 名寄行

  21:22 新旭川

が、列車に乗ったところで、別に旭川駅から歩いてもそんなに距離変わらないことに気付きました。完全にプレミったなあと嘆いている間に列車は新旭川駅に到着。

さらに、駅を出て歩いてネカフェを目指すも、途中で道を間違えるガバガバさを発揮。歩きまくってなんとか目的地にたどり着くことができました。

自遊空間は一番よく使うネカフェなので実家のような安心感でした。しかも学割証提示で料金が半額になり、通常1600円の8時間ナイトパックが800円で利用できたので爆アドでした。部屋は正直クソ狭かったですが、800円なのでなんの文句もありませんね。

 

というわけで6日目はここまで。この旅も折り返しをすぎました(もっとも当初の予定では9泊10日だったので前日の時点で折り返しだったんですがね)。

さてこの日の移動ルートはこんな感じ。

f:id:xyan_skrn:20181006021401p:plain

道東をぐるっと回って西側に戻ってきました。

さて翌日は旭川からひたすら北を目指し、本土最北のアノ場所へいきます。

 

ではではさのなら~🌸