ハグしようと手を広げている睡眠障害者

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逆張りオタクの戯れ言帳

2018夏 北海道・東日本遠征 8日目

9/4(TUE)(8日目) 旭川→滝川→新十津川→札幌→函館

オッスオッス🌞

さてこの旅も出発から1週間が経過しました。この日は旭川から一気に南下して、道南は函館を目指します。前日は北海道の北の端っこにいたんですがね。

 

とりあえずネカフェを発って、前日夜に通った道を歩いて旭川駅へ。石狩川にかかる旭橋は、深夜に通った時とは全く違う表情を見せてくれました。

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途中ローソンに寄って、この日からスタートした艦これキャンペーンのクリアファイルを確保しました。何故かチョコレートが3箱くらいついていたのでアドでした。

もうすっかり見慣れた旭川駅に到着し、函館本線滝川行きの列車に乗車。北海道初日の快速エアポート以来の「電車」になりました。

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◆ 08:10 旭川

  ↓ JR函館本線 滝川行

  08:53 滝川

この区間は特急列車が中心で普通列車がほとんど走っていません。そのため乗り遅れたらマズいとヒヤヒヤしていましたが無事乗れました。

列車はすぐに山岳地帯に突入、トンネルを抜けて列車は深川市内へ。このあたりからしばらくは線形がかなり直線的になります。途中の妹背牛駅はホームが舗装されてなくて砂利むき出しだったのでドン引きでした。

 

40分ほどで列車は終点の滝川へ到着。

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普通だったらここからさらに函館本線岩見沢方面の列車に乗り換えて南下するところですが、今回は敢えてそれをせず駅を出場。滝川市内の徘徊を開始します。

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しばらく歩くと石狩川へ辿り着き、この滝新橋を越えます。滝新橋は「滝川市」と「新十津川町」に跨る橋で、これを越えると新十津川町に突入します。さらに新十津川町内を歩き、滝川駅から1時間近くかけて辿り着いたのがここ。

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JR札沼線新十津川駅です。実は、函館本線札沼線石狩川を挟んで並行しており、特に札沼線の終点、新十津川駅滝川駅と比較的近い位置関係にあるのです。

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赤線が実際に歩いたルート。近いと言っても4km以上あり、学研駅から伊都キャンパスくらいはあります。じゃあやっぱり近いですね(感覚麻痺)。なお最後新十津川駅の場所がよくわからず迷走しています。

この新十津川駅ですが、実はあることで「日本一の駅」となっていることで有名です。それが、終電の時間。なんとこの新十津川を発車する列車は午前10:00の石狩当別行きのみ。当然これが始発兼最終列車となるため、「日本一終電が早い駅」となっているのです。

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これが問題の時刻表。完全にスペースの無駄ですね…

この「最終列車」に乗るためだけにわざわざ4kmも歩いたわけです。あらかた写真を撮ったところで、ホームで待っている列車に乗り込みました。

◆ 10:00 新十津川

  ↓ JR札沼線(学園都市線) 石狩当別

  11:17 北海道医療大学

札沼線新十津川駅を発車すると、石狩川沿いの田園風景の中を突き進みます。

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ちなみに札沼線というのは「札幌」と「(石狩)沼田」から1文字ずつ取って名付けられたものです。かつては、深川から分岐する留萌本線留萠本線)の途中駅、石狩沼田駅まで路線が続いていたのですが、部分廃線となり現在の形となったようです。

そんなこんなで田んぼと森の中を延々と進み続け、列車は終着・石狩当別の一つ手前、北海道医療大学駅へ到着。そこで待っていたのはコイツでした↓

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なんと6両編成の721系電車。こんな長い編成久しぶりに見た和洋(^。^)

実はこの札沼線、この北海道医療大学を境に大きく性格が変わります。これより北は先ほど乗ってきた超ローカルな区間で、1日に数往復の運転のみ、浦臼駅以北に関しては1往復になります(当然非電化)。一方これより南は札幌都市圏の通勤通学路線として、また「学園都市線」という愛称が示すように、北海道教育大や北海道医療大など数多くの学校があることなどから電化事業が行われ、上のような比較的長い編成の電車が運転されています。

 

というわけでこの近代的な列車に乗り換え、道都札幌へと向かいます。

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◆ 11:29 北海道医療大学

   ↓ JR札沼線(学園都市線) 札幌行

  12:15 札幌

先ほどまでとは打って変わって住宅街の中をひた走り、初日にも訪れた大都会・札幌へと戻ってきました。

札幌では1時間弱の時間を作り出せたので、急いで駅を出て昼飯探しの旅へ出発。

駅に隣接するビルにラーメン屋が集結しているところがあるという情報を得たので、さっそく突撃しました。

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中に入って徘徊していると、いい感じのラーメン屋を発見したので即座に入店。

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ここのラーメンは生姜が乗っているのが特徴のようでした。いいですよね生姜。生姜とニンニクは世界を救うと思っています。

意外と時間がなかったので急いで完食し、再び駅へ。改札横のお土産物屋で家族用のお土産を調達し、ホームへ上がりました。

こうして札幌ともおさらばし、移動を再開します。

◆ 13:05 札幌

  ↓ JR快速エアポート130号 新千歳空港

  13:21 北広島

この旅3度目のエアポートに乗り込み、まずは札幌のベッドタウンとなっている北広島へ。ここで苫小牧行きの普通列車に乗り換えます。

◆ 13:23 北広島

  ↓ JR千歳線 苫小牧行

  14:08 苫小牧

途中大量の高校生?中学生?を乗せながら列車は南へひた走り、終着・苫小牧に到着。この旅で北海道に上陸して最初に訪れた駅まで戻ってきました。

 

ここでは40分ほどの乗り継ぎ時間があったため、一度出場してあるものを買いに自動券売機へ。

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JR北海道が売りだしている交通系ICカードKitacaです。せっかく来たからには買っておこうというのと、この先カードタイプの交通系ICが必要になる予定になっていたので購入したわけです(普段はGoogle Payしか使わないので)。

さてKitacaの購入を一瞬で済ませ、適当に時間をつぶしながらホームへ再入場。ちょうど日高本線の列車がやってきました。

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日高本線はここ苫小牧から太平洋沿いを進み、日高地方の各町を結びながら、南部の様似に至る路線です。電光掲示板にも「様似」行きの表記が出ていましたが、実際には4駅先の鵡川までしか列車は運転されていません。2015年に起こった高波被害により路盤の土砂が流出したため、鵡川~様似間はバスによる代行運転が行われているのです。(ちなみにこの後起こった北海道地震の影響で、苫小牧~鵡川間も不通となり、全線にわたって列車の運行が不可能になっているようです。全道停電の原因にもなった苫東厚真火力発電所も、この日高本線のすぐ脇に建っています。)

そんな日高本線、ぜひ乗ってみたかったのですが、この日のうちに函館に着くためには寄り道している余裕がなかったので、泣く泣く断念。次乗る機会があれば、ぜひ全線復活した時に乗りたいですね。襟裳岬も行きたいし。まあそのまま廃線ってオチも十分ありえるわけですが…

日高本線の列車を見送り、東室蘭行きの列車を待ちます。苫小牧は北海道を代表する石油化学工業地帯となっており、この日も工場の煙突からはモクモクと煙が上がっていました。

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しばらくして列車が到着。苫小牧~東室蘭に関しては電化がされているのですが、やってきたのは気動車でした。交流型電車は車両にコストかかるから仕方ないね。

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◆ 14:49 苫小牧

   ↓ JR室蘭本線 東室蘭

  15:59 東室蘭

苫小牧を出発し、しばらく真っ直ぐな線路をひた走ります。ちょうどこの日は関空を沈めたあの台風が北上しているところで、どんどん天候が怪しくなってきていました。温泉やクマ牧場で有名な登別を過ぎたあたりで撮影した海がこれ。

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うーんこれは函館に着けるか怪しくなってきましたね… ちなみにこの日は函館山に上って夜景を見るつもりだったのですが、この時点でロープウェイもバスも終日運休となっていたためそれは諦めました。

そんな不安な感情渦巻く中、列車は東室蘭に到着。

東室蘭駅到着直前に、JR東日本の豪華列車「TRAIN SUITE 四季島」とすれ違ったのですが、あまりにも突然で写真に収めることはできませんでした。かなしいなあ

 

東室蘭からは引き続き室蘭本線を進み、長万部を目指します。ここでこの時点でのJR北海道での運休予定の情報などを調べてみたところ、なんと最後に乗る予定の普通列車長万部発函館行きが、途中の森で打ち止めになるという情報が。幸いにも、そこで接続する特急スーパー北斗20号までは通常運行される予定になっていたため、このままうまくいってくれと思いながら列車に乗り込みました。

◆ 16:17 東室蘭

  ↓ JR室蘭本線 長万部

  17:56 長万部

やってきた列車は2両編成で、後ろ側の車両は先ほど苫小牧で見送った日高本線の車両と同じ塗装でした。中に入ってみると、日高本線沿線を紹介するポスターなんかが飾られていました。

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列車は定刻通り発車。途中海沿いを走っているときに突然雲間から太陽が顔を出し、かなり幻想的な景色を見せてくれたりもしました。

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途中対向列車の遅れなどから若干の遅れを持ちながら、有珠山昭和新山の横を抜け(といってもガスってて何も見えなかった)、列車は途中の豊浦駅に到着。ここで後ろの車両が切り離しになるということで前の車両に移動しました。

ここからは一気に山がちになり、駅も秘境駅感がマシマシになります。その中でも小幌駅は山と山の間にあり、特に秘境感が強いということで有名です。降りたら死ぬので当然降りませんでしたが…

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そんなこんなで列車は無事長万部に到着しました。

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ここで室蘭本線は終点となり(というかこっちが起点だけど)、小樽・倶知安ニセコ方面からの函館本線と合流します。もっとも函館~札幌間のメインルートは先ほど通ってきた室蘭本線千歳線経由のルートで、JR北海道駅ナンバリングもこのルートに一貫して路線記号「H」を与えています(駅名標を見てわかるように長万部は「H47」ですね)。

 

さてここで私は大きな選択を迫られることになります。上にも書いたように、元々乗る予定だった函館行きの普通列車は森で運転打ち切りとなってしまいました。これより後ろの普通列車もすべて運休が決まっており、この時点で普通列車だけで函館へ向かうのは不可能に。また特急列車もここ長万部を19:00頃に発車するスーパー北斗20号を最後に運休となることが決まっていたため、この時点で函館に向かう方法は2通りに絞られていました。

長万部18:02発のスーパー北斗18号で函館まで行く(追加課金3,960円)

②この森行きとなった普通列車乗って森まで行き、そこで接続するスーパー北斗20号に乗り継いで函館を目指す(追加課金1,550円)

追加課金の額を考えると2倍以上の差がありますが、①の方が早く函館に辿りつけるため、天候悪化による運転打ち切りのリスクが少なくなるわけです。いろいろ考えていたらスーパー北斗18号が反対のホームに入線してきて、あっという間に発車して行ってしまいました。まあピンチケなのでどうせ②しか選ばないわけなんですがね。

というわけでこれ以上状況が悪化しないよう祈りながら、この日最終の普通列車に乗り込みました。

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◆ 18:15 長万部

  ↓ JR室蘭本線 函館行(森で打ち止め)

  19:31 森

ちょうど同じように函館を目指す人と意気投合し、車内でいろいろ話したりしました。その人は私と同じように北海道を一周しているようでしたが、知床など私がいけなかったような場所にも行っていてかなりしっかりいろいろ回っているようでした。

 

結局特に大きなトラブルもなく、列車は森駅へ到着。

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後ろから来ているスーパー北斗も通常通りの運行を続けているようだったので、一安心して駅窓口へ行き、特急用のチケットを購入しました。

10分ほどホームで待機していると、この日の函館方面へ向かう最後の列車、希望を乗せた特急スーパー北斗20号が堂々入線。勝利の雄叫びを上げながら、自由席車両へと乗り込みました。

◆ 19:44 森

  ↓ JR特急スーパー北斗20号 函館行

  20:27 函館

結局特急課金せざるを得なくなってしまったわけですが、実はもともと函館山ロープウェイの最終に間に合わせるためにこの区間で特急課金をする予定だったので、結果として本来の予定通りの移動行程となりました。

その後も順調に走り続け、新幹線との乗換駅である新函館北斗なども抜けて、無事終着の函館に到着しました。

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外に出ると案の定の暴風で傘が壊れそうだったので、仕方なく傘なしでウォーキングを開始。とりあえず駅近くにあったラーメン屋に入りました。

写真を撮ろうとした瞬間にスマホモのバッテリーが切れたので写真はありませんが、ここでも麩の入ったラーメンをいただきました。

 

さてこの日はネカフェではなく事前にカプセルホテルを予約していたので再び外を歩いて宿へ。

このカプセルホテルは最近できた新しいホテルで、めっちゃ綺麗でした。おまけにタオルや歯ブラシ、さらには寝間着までフリーアメニティとして揃っており、1泊3000円切ってるのにこのサービスか…とただただ驚かされましたね。ちなみに部屋はこんな感じ。

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カプセルホテルといっても、カプセルがズラーっと並んでいるタイプではなく、それぞれ半個室に分かれているタイプでした。食事のできるテーブルなんかもあったので、1FのALL100円でお菓子などが買えるアドコーナーで焼き鳥缶を購入し、宿に着く前にセイコマで買った北海道限定のハイボール(もちろんニッカ)を飲みながら晩酌を楽しんだりしました。

まあ睡眠負債抱えまくりの状態だったんで、普通に9%は堪えましたね… 久々の人権宿でぐっすり寝かせていただきました。

 

というわけで8日目はここまで。移動ルートはこうなりました↓

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ここ3日間くらいに比べると随分乗り換えしてますね…

さて翌日は北海道も最終日!…なのですがいろいろ大波乱の1日となりました😓

 

ではこのへんで、さのなら🌸