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逆張りオタクの戯れ言帳

成田空港からの鉄道脱出 ~ 個人的覚え書き

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こんにちは。

2000年ぶりくらいの投稿でしょうか。
ご無沙汰しております。私です。

現在絶賛卒論提出直前ですが、前思いついた記事内容を形にしたくなったので、今回は私がここ2年くらいで培った成田国際空港からの鉄道脱出についていろいろまとめてみようかと思います。

なお、卒論の方で理論立った文章書くの疲れちゃったのでマジで思いついたことを主観マシマシで殴り書きしています。
というかこの辺の内容だいたい調べたらきれいにまとまってるサイトとかあると思います。
本当にただの覚え書きです。
そこらへんよろしくお願いします。

 

◎はじめに

まず、成田空港からの脱出方法と聞いて何が思い浮かぶでしょうか?
限界ピンチケイベンターのみなさまなら、真っ先に思いつくのがバスではないでしょうか。

成田空港からは多種多様な値段・行先のバスが出ていますが、ピンチケ御用達なのは東京シャトル・THEアクセス成田・大崎駅行きの成田シャトルなどの格安バスだと思います。
こいつらはだいたい1000円~1300円くらいで都心まで連れてってくれます。
運行本数も多く、予約しなくても大丈夫なので脳死で乗れます。
所要時間もそこそこ短く、成田空港 - 東京駅間ではうまくいけば1時間くらいで着きます。

ちなみに2020/02/01から東京駅・銀座エリア発着の系統が統一されて “AIRPORT BUS 「TYO-NRT」(エアポートバス東京・成田)”という名称になるらしいです。

公式サイト → https://www.tyo-nrt.com/

一応事前チケット制になるみたいなんですが、空港のカウンターで買うだけなので実質今までと使い勝手は変わらないみたいですね。

なのでコスパの面では格安バス最強。これ以外使う価値なし。以上この記事おしまい!

 

 ……

 

とまあバスが最強なのはわかりましたが、一応鉄道も通ってるんですよ、実は。
というわけで今回は“鉄道での脱出方法”に焦点を当てて記事を書いていこうと思います。

 

◎本記事の流れ

・成田空港の鉄道事情

京成本線系統
 ┣ 概説
 ┗ 合わせ技(メトロ・都営・東成田駅

・京成スカイアクセス線系統
 ┣ スカイライナー
 ┗ アクセス特急

・JR
 ┣ 成田エクスプレス
 ┗ 非優等

 

◎成田空港の鉄道事情

さて、まずは成田空港の鉄道事情について軽く説明したいと思います。

成田空港には現在2つの鉄道会社(京成電鉄JR東日本)が乗り入れています。
また、“メインに”(←ここ重要)利用される駅として成田空港(成田第1ターミナル)駅と空港第2ビル(成田第2・第3ターミナル)駅の2つがあります。
両駅とも2社が共同で使用しており、それぞれの会社ごと(もっと言えば路線系統ごと)にホームが設置されています。

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専らLCCユーザーなのでその辺の事情しか知らないんですが、LCCは基本第3ターミナル発着となっており、2ビルの駅からクソ遠いです(これがピンチケが電車を敬遠する理由の一つかも)。
一方、Peachだけはちょっと前まで第1ターミナルから発着していたため、駅直結で割と便利でした。私が鉄道での空港脱出をよく利用していたのもPeachの利用が多かったからだと思います。

ではここからは各路線の特徴について触れていきます。

 

◎京成

まずは京成から。京成電鉄は言わずと知れた関東の大手私鉄の一つで、主に千葉県方面を縄張りとしています。
「京成」とは読んで字のごとく「東京」と「成田」からとったものですが、もともとは成田空港ではなく、成田市にある成田山新勝寺への参拝路線として建設されました。

現在では主に「本線」と「成田スカイアクセス線」2系統で運行が行われています。
成田空港にある2駅では、これら2系統は改札ごと分かれているため注意が必要です。

京成本線

まずは本線から。京成本線台東区京成上野駅を起点とし、荒川区日暮里を経由して東進、市川市船橋市習志野市などの巨大ベッドタウンを抜けながら成田市中心部へ至り、最終的に成田空港へとつながります。

本線経由で脱出する一番のメリットは、スカイアクセスやJRに比べて運賃が安いという点ですね。例えば成田空港駅→日暮里駅という移動をする場合、本線経由では1042円ですがスカイアクセス経由では1257円かかります。

一方で、所要時間についてはスカイアクセスアクセス特急・青砥乗継)で1時間前後であるのに対し、本線の特急では1時間15~25分程度かかってしまいます。

ちなみにバスとの比較をすると運賃面でも所要時間面でも若干負けてますね(泣)。ただ、京成は東京側の拠点が日暮里・上野であるため、そちら方面に用がある場合には京成が有利となります。

本線にはいくつか系統があって、日中の時間は京成上野行きの特急と、押上線・都営浅草線直通の快速が交互に来ます。
基本的に両者が分岐する青砥まで追い越されないっぽいので、来たやつに乗っていいと思います。
目的の方向にいかない場合は待つなりどっかで乗り換えるなりしてください。

ラッシュ時には快速特急とか通勤特急とかいうのがあるらしいですが乗ったことないので知りません。
あとはモーニングライナーとかいうスカイライナー亜種みたいな課金特急もあるらしいです(都市伝説)。

●合わせ技

ここまでは本線のみを使った移動方法について解説してきましたが、いろいろと合わせ技を使うことで運賃を最小限まで節約できます。

東西線(メトロ24h券)と組み合わせる

まず最初の技。東京メトロの24h乗り放題券と組み合わせます。
京成本線には途中「京成西船」という駅があるのですが、そこから徒歩10分かからないくらいのところにJR・メトロ・東葉の3社が集う西船橋駅があります。
その西船橋駅からは、東京メトロ東西線が発着しているため、もし都内でたくさん移動する予定があり、24h券を買っても十分元が取れそうな場合には、ここで乗り換えてしまうことで運賃を節約できます。

成田空港駅から京成西船駅までの運賃は本線経由で811円なので、完全に都内移動だけで元が取れる場合には200円近く運賃を浮かせられます。
もし24h券を使わない場合でも、メトロは距離が長くなった時の運賃の上がり幅が小さいので、例えば目的地が渋谷などの場合には、日暮里で山手線に乗り換えるよりも安上がりになったりします(西船橋→渋谷をメトロで移動した場合283円なので合計で1094円)。

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gyakubari111なので人生初成田のときからこの方法使ってます…照

この技のデメリットは、とにかく時間がかかること。
そもそも京成西船が普通しか止まらないので、空港方面から来た場合には京成津田沼で普通に乗り換える必要が生じます。
そのせいで、京成西船まで出るだけで1時間近くかかってしまいます。
京成西船西船橋もそれなりに離れているので、とにかく手間と時間がかかるのがこのルートのダメなところです。

・都営新宿線と組み合わせる

これも東西線と似たような感じで、途中の京成八幡駅から都営新宿線に乗り換える方法です。
都営新宿線京成八幡駅に隣接する本八幡駅から新宿方面に至る路線で、途中秋葉原(岩本町)、九段下(武道館最寄り)などを経由しながら新宿に至り、さらにそこから京王線に直通します。

京成八幡駅京成西船駅と異なり特急が停車する上、乗り換えも離れていないので西船ルートよりは手間がかからないと思います。
ただ、成田空港駅京成八幡が873円と西船よりも少し高くなってしまう(2ビルからなら運賃そのまま)のと、もし新宿まで移動する場合には都営新宿線の運賃が400円弱かかってしまうので、あまり節約にならないという面もあります。

Peachの利用者で都内で移動しまくる予定がある人は、空港でTokyo Subway Ticketを買うことでメトロと都営が乗り放題になるので、そちらと組み合わせるときにはかなり有効な手段になると思います。

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こちらは2019年2月のバンドリ7thLIVEの時に買ったTSC72h券。
72h券は1500円なので24hあたりの値段はメトロ24h券以下です。
ちなみにこの24h後にこの切符を紛失しています(ドジっ娘)。

東成田駅を利用する

この技は前の2つとは方向性が異なり、成田空港側の乗車駅をそもそも変えてしまおうというものです。
先ほど成田空港の鉄道事情の項目で“メインの”とかいう意味深ワードを付け加えていましたが、メインじゃない駅が存在するんです。

それが、京成東成田線の「東成田駅」。この駅は京成が成田空港に進出したときに「成田空港駅」として開業した駅で、平成の頭に今の体制になるまでは京成側のターミナルでした。
現在ではほとんど利用されなくなり廃墟同然みたいな雰囲気となっています。

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この東成田駅は現在、京成成田駅から芝山鉄道芝山千代田駅方面へ抜ける路線の途中駅的な立ち位置になっており、ここからも京成成田駅へアクセスすることができます。

実はこの東成田駅を使って都心方面へ出ると、上述した空港内の駅を利用するよりも若干運賃が安くなります。
例えば、京成西船京成八幡までであれば、双方とも運賃は741円となり、70円も運賃が安くなります。

東成田駅京成本線スカイアクセスなどとは別の路線の駅であり、どのターミナルからも絶妙に離れていて行きづらいです。
ただ、ターミナル間連絡バスが途中東成田駅を経由するのでそれを使えば比較的簡単に来れます。
また、第2ターミナルからはクソ長い連絡通路でつながってるので一応徒歩で来ることもできます。

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あとは単純に本数が少ないのでそこにも注意が必要です。
ついでに大抵の列車が京成成田止まりなので結局そこで乗り換えが発生して無駄に時間を食います。

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東成田駅の写真無駄にいっぱいある)

とまあこの辺の合わせ技は節約の度合いに対して手間がかかりすぎる気もするので、マジで節約したいときとかには参考にしてみてもいいんじゃないでしょうか。

他の合わせ技としては、勝田台から東葉高額高速線を使うという手もあります。
ただ、無駄に金がかかるのでオススメはしません。
一応考えられるメリットとしては、西船橋駅に抜けてそのまま東西線に直通するのでちょっと楽になるってとこでしょうか。
正直こいつは道化。

成田スカイアクセス線

本線の項が長くなりすぎました。藁
さてお次は京成のもう1系統である成田スカイアクセス線です。
こっちは本線に比べると比較的新しく、開業したのは2010年のことです。

このスカイアクセス線は、それまで途中の印旛日本医大駅を終点としていた北総鉄道北総線を成田空港まで延伸するという形で建設された路線です。
本線が船橋習志野などを通るため南に迂回しているのに対し、このスカイアクセス線(北総線)は千葉県をまっすぐ東西に貫いています。

ではこのスカイアクセス線についてもちょっと紹介してみます。

スカイライナー

はい、言わずと知れた爆速特急。
その最高速度は160km/hで、日暮里と2ビルを最短36分で結びます。
金があるならとりあえずスカイライナーのっとけば快適に移動できます。

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もちろん課金額も決して少額ではなく、ほぼ運賃と同額、つまり全体で見ると無銭特急の倍額とられます。

あと、京成の拠点が日暮里・上野なので、そこからのアクセスで時間とられて結局バスのが早かった、みたいなことも起こるので、そこらへん一回検討した方が無難です。

ちなみに帰り(空港に向かう場合)なら、日暮里駅前の金券自販機で申し訳程度に安くなるので、そこらへん活用してみるのもオススメします。

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あとスカイライナーはネットでも予約できるので、乗り継ぎ時間が渋いときは先にチケット買っとくのも手です。

アクセス特急

無銭(語弊)の方です。

スカイアクセス線経由で青砥まで至った後、押上線に入り、押上から都営浅草線に直通します。
一部はそのまま終点の西馬込まで向かい、そうでないものは泉岳寺から京急線に入って羽田空港や横浜方面へ向かいます。
こいつらは上野方面にはいきません。常磐線各停みたいですね。

無銭とは言っても、やはり線形がいいので速いです。
本線と合流する京成高砂までの所要時間を比較してみても、本線では1時間近くかかるところアクセス線は40分で着きます。
本線鈍足特急しか乗ったことなかったので初めて乗ったときは驚きました。

その代わり、上述したように本線経由よりも200円くらい高くついてしまうのでそこは時間をとるか金をとるかでしょう。

個人的には鉄道移動に限れば一番コスパのいい移動方法だと思ってます。

 

◎JR

この項目いる?

はい続いてはJRですね。
JRの路線は成田線の支線が空港まで乗り入れています。
空港から出る列車は基本総武線方面に直通して、東京駅、そして横須賀線に直通します。

JRの路線の最大の特徴は、千葉県の県都千葉市を経由する関係でめちゃくちゃ南側に迂回させられる点ですね。
そのせいで時間も運賃も余計にかかります。

なので空港脱出でJR使ったことないんですけど、一応空想で紹介します。

成田エクスプレス

出たわね。

こちらもご存じ成田エクスプレス
東京駅までノンストップで快走した後、分裂して横浜方面と大宮方面にそれぞれ抜けていきます。

空港以外千葉県内ノンストップなので、運行側にも沿線側にもメリットないの気のせい?

正直このNEXくん、ついさっきまでクソ雑魚ぼったくりスカイライナー完全下位互換敗北者特急だと思ってたんですが、空港から東京駅の間だと割とスカイライナーと時間面・運賃面ともいい勝負みたいです。バカにしてごめんね。

横浜とかの方までそのまま連れてってくれるので、その辺はアドかもしれないです。

いやその差額で羽田使いなさいよ

私も乗らずにバカにするのはよくないと思うので、一回くらいは乗ってみようと思ってます。

〇非優等列車

いい表現が思いつかなかった。
所謂普通の電車です。

成田空港には、上述したように横須賀・総武快速線系統の列車がやってきます。
東京駅からの所要時間はだいたい1時間半くらい?です。
運賃は1342円で、やはり京成に比べるとかかりますが、日暮里から京浜山手で移動してくることを考えたらトントンってとこでしょうか。

NEXと同様、横浜方面に直通するので、そっち方面の人は楽ですね。

あとはグリーン車が併結されてるので、NEX乗るほどじゃないけど快適に移動したいって時にはちょうどいいかもしれないです。

 

◎まとめ

というわけでごちゃごちゃ書きましたが、まとめるとこんな感じです。

・速さならピカイチスカイライナー

・意外と負けてないNEX

京成本線と地下鉄乗り放題券の合わせ技で節約

・さらに東成田駅利用で極限まで節約

コスパ◎はアクセス特急

・JRそんなバカにするほどじゃなかった

・というかやっぱり格安バス最強

 

というわけで遠征生活で得た経験を書き殴りました。
本当に役に立たないゴミ記事で申し訳ないですが誰かの参考になったらうれしいです。

 

というか良い子のみんなは羽田を普段使いできるような金銭的・精神的余裕を持ちましょう。←これだけははっきりと真実を伝えたかった

 

ではでは今回はこの辺で。
気が向いたらまた変な記事を書くかもしれません。
それでは皆様よい遠征ライフを!
さのなら~🌸