ハグしようと手を広げている睡眠障害者

ハグしようと手を広げている睡眠障害者

逆張りオタクの戯れ言帳

2018夏 北海道・東日本遠征 4日目

8/31(FRI)(4日目) 苫小牧→小樽・余市→札幌→帯広

朝5:00、船室の点灯時間に合わせて起床。Google Mapで確認してみると既に苫小牧港のすぐ入口あたりにきており、甲板に出てみると苫小牧のコンビナート群が目の前に広がっていました。

f:id:xyan_skrn:20180926114757j:plain

下船の準備している間に船は苫小牧港に着岸。いよいよ北海道の大地に降り立ちます。

ここからは苫小牧駅までのバスに乗り換えます。

◆ 06:30 フェリーターミナル

  ↓ 道南バス 苫小牧駅

  06:47 苫小牧駅

下船客のほとんどが札幌へ直接向かうバスに並んでいて、こっちのバスはガラガラで快適でした。

バスは苫小牧市内を抜け、苫小牧駅へ到着。初めてのJR北海道新千歳空港駅ではなくこの苫小牧駅になりました。

f:id:xyan_skrn:20180926115431j:plain

ここからは千歳線に乗り、道内一の大都会札幌方面へ。

◆ 07:00 苫小牧

  ↓ JR千歳線 手稲

  08:09 札幌

千歳線JR北海道の中では貴重なドル箱路線で、特にこの時間は沿線から札幌への通勤利用が多くなります。苫小牧発車時点では比較的ガラガラだった車内も、千歳・恵庭・北広島と停まっていくにつれどんどん混雑してきました。そんな中、十分睡眠のとれていない私は睡魔に襲われ寝たり起きたりの繰り返し。1時間ほどで道内の中心駅、札幌駅に到着しました。

f:id:xyan_skrn:20180926120634j:plain

札幌からは小樽行きの列車に乗り換えます。

◆ 08:17 札幌

  ↓ JR函館本線 小樽行

  09:08 小樽

札幌市内を抜けたあたりから、函館本線は海岸線ギリギリのところを走ります。おー海だーと思いつつも、まだ眠気が残っていたのでもう一眠りして小樽に到着。

 

小樽で降りて、とりあえず小樽運河へ向かうことにしました。

f:id:xyan_skrn:20180926123250j:plain

あいにくの雨でしたが、かえっていい雰囲気になったのでアドでした。小樽運河周辺を散策してみましたが、まだ朝早くやっている店が少なかったので、郵便局で金を引き出しつつ駅方面に戻りました。起きてからここまで何も口にしていなかったので、海鮮丼でも食おうと駅横の三角市場へ。市場内の「さんかく亭」でサーモンいくら丼をいただくことにしました。

f:id:xyan_skrn:20180926123650j:plain

ウメーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

爆アド丼を食らい、近くのセイコーマートで買い物を済ませて駅へ戻り、余市方面への列車を待ちます。

f:id:xyan_skrn:20180926172230j:plain

◆ 10:53 小樽

  ↓ JR函館本線 倶知安

  11:17 余市

小樽より先の函館本線は非電化区間になっており、編成両数も運行本数もグッと少なくなります。この先には余市ニセコといった観光地があり、それなりの数の人が列車に乗っていました。

30分ほどで余市に到着。乗客の大半がここで降りていました。

f:id:xyan_skrn:20180926172248j:plain

駅を出て少し歩くと、有名なアノ場所に辿り着きます。

ニッカの創業者、竹鶴政孝スコットランドに似た気候風土であるとして工場を建設したのがここ余市。その余市の蒸溜所は、なんと試飲も含めて無料で見学できます。アドアドアド🤗🤗🤗🤗 帰りの列車まであまり時間がなかったため、急いで回ります。

f:id:xyan_skrn:20180926173201j:plain

ウイスキーができるまでの工程やニッカウヰスキーが出しているウイスキーなんかを見学しながら、工場の奥にある試飲会場へ。

1Fにあるカードに未成年・ドライバーでない旨を書き、それを2Fにある試飲会場の受付で渡すことで、無料試飲を楽しむことができます。

f:id:xyan_skrn:20180926180838j:plain

試飲できるのは、スーパーニッカ・シングルモルト余市・アップルワインの3種類。会場内にはフリーの氷、水、炭酸水があり、自分の好みの飲み方ができるので、私もハイボールにしたりして楽しみました。時間が割と押し迫っていたので焦り気味に飲み干し、お土産コーナーへ。貧困層なので余市のちっこいやつを買って離脱。急いで余市駅へ戻りました。

f:id:xyan_skrn:20180926193517j:plain

こうして余市に別れを告げ、札幌方面へ引き返します。

◆ 12:30 余市

  ↓ JR函館本線 小樽行

  12:55 小樽

  13:00 小樽

  ↓ JR快速エアポート134号 新千歳空港

  13:32 札幌

余市から1時間ほどで札幌へ帰還。夕方の列車までしばらく札幌市内を散策することにしました。

まず向かったのは、札幌駅から歩いてすぐのところにある北海道大学札幌キャンパス。札幌の街が北大の前身の札幌農学校とほぼ同時期に形成されたことから、街中にクソデカキャンパスが鎮座していることで有名ですね。

これで、訪れた旧帝大は自分の大学含め4つとなりました。北大のキャンパスはまるで都市公園のような様相で、今まで訪れたどの大学とも異なった雰囲気をしていました。

f:id:xyan_skrn:20180927165005j:plain

とりあえず大学グッズを買わないといけないので、生協の売店へ。事前に特に何も調べずに向かったのですが、行ってみるとお決まりのクソダサTシャツが売っていたので即購入。北大のTシャツは大学名が縦書きで入っていたので斬新でした。

売店を出てキャンパス内をうろうろしていると、大学の博物館があったので入ってみることに。博物館内には、各学部の紹介や、ノーベル化学賞を受賞した鈴木章先生に関する展示などがありました。博物館は普通に講義棟としても使われているらしく、展示室のすぐ横に講義室があったりして結構ビックリしました。

 

博物館を出た後は北大を離脱し、札幌駅の反対側、大通公園の方へ。有名なガッカリスポット、札幌時計台へ行ってみると、工事中で「札幌時計台の絵が描かれたシート」に覆われており、逆にレアな光景を見ることができました。

f:id:xyan_skrn:20180927171804j:plain

f:id:xyan_skrn:20180927172055j:plain

そのまま大通公園まで歩き、テレビ塔を見上げる場所にあるベンチで休憩。時間と金銭面を考慮した結果登るのは厳しいと判断し、適当にボケーっとして札幌駅へ戻りました。

普通の旅行であればこのまま札幌にとどまり、夜のすすきのなんかに繰り出したりするところですが、今回は先を急ぐ旅なのでまだまだ移動を続けます。まずは快速エアポートに乗って朝来た方向へ。

◆ 16:50 札幌

  ↓ JR快速エアポート166号 新千歳空港

  17:19 千歳

今度は退勤時間とかぶってしまった上に、エアポートの車両がクロスシートの721系で、JR北海道特有の構造(普通列車にも客室とデッキの間にドアがある)もあってデッキの端に押しやられていました。30分ほどで千歳駅に到着し、夕張方面へ向かう石勝線の普通列車に乗り換えます。

◆ 17:26 千歳

  ↓ JR石勝線 夕張行

  19:20 夕張

石勝線はもともと夕張線という名前で、道内屈指の石炭の産地である夕張から石炭を輸送する目的で敷設された路線です。その後根室本線を短絡する新線が開業し、現在は札幌や新千歳空港と道東(帯広・釧路方面)を結ぶメインルートとなっています。

千歳駅から1駅先の南千歳駅までは千歳線の線路を走行します。南千歳駅は「千歳空港駅」という名前の空港連絡駅として開業した駅で、現在でも新千歳空港方面の支線の分岐する重要な駅で特急列車も停車します。石勝線はこの南千歳駅から分岐し、道東方面を目指します。室蘭本線と交差する追分駅でしばらく停車したりしながら、列車は新夕張駅に到着。ここからは道東方面へ至る石勝線の本線と、かつて夕張線として開業した夕張方面への支線が分岐し、この列車は支線の方を通って終点の夕張まで走ります。

夕張市はかつては炭鉱の町として栄えていましたが、石炭産業の衰退や、金融問題による財政破綻などにより、大きく寂れてしまいました(廃墟と化した自動車教習所の写真なんかが有名ですね)。石勝線の夕張支線もその影響を受けて厳しい状況が続き、ついに来春廃止されることになってしまいました。そのため、この夕張支線に乗ることは、今回の旅で外すことのできないイベントになっていたのです。

新夕張駅を発車し、列車は山の中をひた走ります。といっても外はすでに真っ暗で何も見えず。途中いくつかの駅に停車したのですが、駅の明かり以外周りに特に何もないようなところばかりでした。こうして30分ほどかけて列車は終点の夕張に到着しました。

f:id:xyan_skrn:20180927180752j:plain

夕張駅周辺も、駅の裏にホテルがあるくらいで周りには特に何もなく、市の中心駅といった感じは見られませんでした。本当はもっと市内を見て回りたかったのですが、スケジュールの都合と、いろいろ見て回るにはバイクや車などがないと厳しいため今回は諦め、すぐに引き返すことに。次はいつ来れるかなあ…

◆ 19:28 夕張

  ↓ JR石勝線 追分行

  19:51 新夕張

新夕張駅からは石勝線の本線に乗り換えて、日高山脈を越えて十勝の地を目指すことになります。これがその新夕張駅の発車標。

f:id:xyan_skrn:20180927181546j:plain

見事に特急ばかり。手元にある北東パスでは普通列車にしか乗れません こまった(えなりのかお)。実はこの石勝線の新線区間新夕張新得)は、道央と道東を結ぶ優等列車のためにつくられたルートで、普通列車が走っていないのです。そこで、この区間内だけで特急を使う場合に限って、18きっぷや北東パスだけで特急を利用することができるようになっています。今回は20:45発のスーパーおおぞらにタダ乗りして、十勝の入口、新得へ移動します。

乗り換え時間が少しあったので、駅の近くにあるブンイレ(セブンイレブン)で食料を買い、イートインスペースで食べながら時間を潰しました。特急列車も止まるような駅の駅前だというのに、街灯以外の明かりがないという状況でした(一応駅前に道の駅がある)。駅に戻ってきてホームに上がり、列車を待ちます。あまりの周囲の静けさに、本当に列車がくるのかという不安感にすら襲われました。そんな中やってきた特急列車のヘッドライトの明かりは、本当に希望の光でしたね。こうしてやってきた列車に乗り込み、山を越えて東へ進みます。

f:id:xyan_skrn:20180927183139j:plain

◆ 20:45 新夕張

  ↓ JR特急スーパーおおぞら11号 釧路行

  21:48 新得

石勝線の新線区間はずっと山間部を走るため、トンネルも多くまともにツツッツーもできないほどでしたが、この無銭特急区間は1時間ほどあったので結構満喫できてアドでした。列車は根室本線と合流し、日高山脈を貫く長いトンネルを抜け、道東・十勝管内へ。といっても外は暗いのでなにがなんだかよくわからないまま、列車は新得駅に到着しました。

f:id:xyan_skrn:20180928013214j:plain

特急乗車特例がこの新得までなので、「このまま乗ってれば帯広どころか釧路までいけちゃうのになあ」と思いながら特急を降り、この日最後の乗車となる、普通列車池田行きに乗り換えます。

f:id:xyan_skrn:20180928013406j:plain

f:id:xyan_skrn:20180928013418j:plain

新得駅発車時点では車内に私を含め2人しか乗っておらず、この旅全体を通して一番乗客が少ない状態になりました。この列車に乗り、本日の目的地である帯広へ向かいます。

◆ 21:58 新得

  ↓ JR根室本線 池田行

  23:02 柏林台

途中、周りに何もない信号場で2回ほど特急列車や貨物列車との行き違いのために長時間停車することがあったのですが、アナウンスがよく聞こえずなにかトラブルで停車しているのかと思い無駄にキチゲを溜めたりしました。ガラガラの車内でくつろぎながら、約1時間でこの日のゴール、柏林台駅に到着。

 

帯広市の中心駅は帯広駅ですが、この日宿泊予定のネカフェの最寄りが柏林台だったのでここで下車しました。駅とネカフェの間に銭湯があるという情報を掴んでいたのでそこへ。

f:id:xyan_skrn:20180928014513j:plain

ここやよい乃湯は天然温泉らしく、またいろいろな湯船があり充実していながら400円台で入れるのでアドです。この日は結構いろんなところを回って疲れていたので、この温泉は本当にありがたかったですね。やっぱり湯船に浸かるのが一番だ🛀🛀🛀🛀🛀

閉店時間ギリギリまでくつろいで退店し、ネカフェ方面へ。と思ったのですが、かなり空腹状態だったので腹ごしらえがしたいなあと思って調べてみると、徒歩圏内になか卯があったので行ってみることにしました(ただしネカフェとは逆方向)。

f:id:xyan_skrn:20180928015546j:plain

なか卯は九州にないのであんま行かないんですよね。吉す松と比べてお高めなのでちょっとヒリつきましたが、普通においしくていい感じに食事ができたので許しました(寛大)。

食事を終え、またしばらく歩いてやっとこの日の宿に到着しました。

ジョイカフェは北海道のローカルネカフェらしく、入会金に初狩られたりしましたが、フラットブースが普通に広かったので普通に良かったです。北海道に行った際にはぜひ泊まってみてください。

 

というわけで、怒涛の北海道初日はこんな感じで終了。この日の移動ルートはこうなりました。

f:id:xyan_skrn:20180928021751p:plain

さて翌日は北海道をさらに東へと進んでいきます。ではではさのなら🌸